スマホからの一言でAntigravityを動かせるまで。Muse × Antigravity CLI実践記録

生成AI

「AntigravityはPC前に座ってしか使えないと思っていませんか?」

実は私もそう思っていました。
ただXで、MuseとClaude Codeなどと繋げて使えるという話を聞きました。
ならAntigravityも繋げられるかなと思って試してみました。
すると、Museとやりとりするだけで簡単につなげることができました。

この記事では、Museの仮想PCに自分のPCと同じ環境を作る方法を紹介します。
前提となるツールの初期設定は、過去の記事でまとめています。
設定がまだの方は、以下の記事を先にご覧ください。

参考になれば幸いです。



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連携を支える4つの登場人物

Museの裏側には、専用の仮想PC(仮想マシン)があります。
その中に道具とリポジトリを入れると、手元のPCと同じ環境を再現できます。
環境さえできれば、スマホからの指示で自分のコードを直接動かせます。

連携に登場する要素は4つだけです。

登場人物役割たとえ
Muse仮想PCを動かし、仕様作成と進行を担当現場監督
Antigravity CLI命令を受けて実際にコードを書く実装職人(大工)
GitHubコードや履歴を受け渡す場所共通の資材置き場
自分のPC完成品を受け取って動かす場所実際の店舗(現場)

人間が直接コマンドを打つ必要はありません。
Museの仮想PCと手元のPCが、GitHubを介してつながります。


なぜCLIとGitHubが要るのか

Museの仮想PCに、チャット欄やブラウザ画面を備えたIDEは不要です。
そもそも仮想PCでは、画面のマウス操作ができません。
コマンドで命令できるCLIだけで、Antigravityは十分に動きます。

また、Museは自分のPCを直接触ることはできません。
Museと自分のPCの両方が共通で使える、クラウド上の置き場所が必要です。
その役割を果たすのが、GitHubなどのクラウドフォルダです。

ツールGitHubでの役割
Antigravity CLI作ったコードを新しい枝(ブランチ)に預ける
Muse預けられたコードを取り出してテスト・確認する
GitHub自分PCと同じ環境を持つクラウドフォルダ

作業はすべて「ブランチ(下書き用の枝分かれ)」で行われます。
要請しなければ直接上書きすることはありません。
だからこそ、AIへ安全に作業を任せられます。


Museの仮想PCに環境を作る手順

ここからは、Museの仮想PCに自分の作業環境を作る手順を紹介します。
スマホからMuseに話しかけるだけで進みます。
自分自身でコマンドを打つ必要は一切ありません。

  1. Museに「AntigravityのCLIを入れて」と頼む
    まずはスマホから、CLIの導入をMuseにお願いします。
    すると、Museが仮想PCにAntigravityのCLIを入れてくれます。
    あわせて、正しく入ったことの確認まで自動で済ませてくれます。
  2. 自分のGoogleアカウントと紐づける
    次に、Antigravityを自分のGoogleアカウントに紐づけます。
    目的は、自分のプラン(利用枠)をそのまま引き継いで使うことです。
    Museがチャットに認証用URL
    を表示してくれます。
    そのURLをブラウザで開き、出てきたコードをMuseに渡せば完了です。

⚠️ サインインのリンクが開けない
認証用URLがアプリ内ブラウザで開けないことがあります。
対処法: URLをコピーし、Safariに貼ると進みます。

※実際のやり取りをもとにした再現イメージです。

  1. GitHubを操作できるよう許可する
    続いて、Museが自分の代わりにGitHubを操作できるよう許可を出します。
    Museが公式コマンド(gh)でデバイス認証のコードを表示します。
    そのコードをブラウザで入力し、アカウントへのアクセスを許可します。
    これで、Museが自分のGitHubをHTTPSで操作できるようになります。
    プライベートリポジトリの複製やブランチの保存も任せられます。
    さらに、プルリクエストの作成からマージまで代行してくれます。

⚠️ SSHがネットワークにブロックされる
最初はSSH鍵(Deploy key)方式を試しました。
Museから渡された公開鍵を、GitHubのリポジトリ設定に登録しました。
読み取り専用の鍵(Deploy keys)として登録自体はできました。
ところが、Museの環境からGitHubへのSSH接続が遮断されていました。
鍵そのものの問題ではなく、ネットワークの制限でクローンできませんでした。
対処法: ghのデバイス認証(HTTPS)に切り替えると解決します。

  1. 自分のリポジトリを置いてもらう
    許可が済んだら、自分のリポジトリを仮想PCに置いてもらいます。
    Museが仮想PCにリポジトリを複製(クローン)してくれます。
    あわせて、Gitの名前とメールアドレスも自分のものに設定してくれます。
    これで、自分のPCと同じ環境が仮想PCの中にそろいます。
  1. ※実際のやり取りをもとにした再現イメージです。
  1. 動作確認もMuseに行ってもらう
    最後に、Antigravityが正常に動くかMuseに確かめてもらいます。
    モデルの一覧や小さな命令の実行を、Museが試して報告してくれます。
  1. ※実際のやり取りをもとにした再現イメージです。

ここまで、スマホからMuseに頼むだけで環境ができあがります。
あとは普段の会話でやりたいことを伝えるだけです。


構築後の頼み方はざっくりでよい

環境ができれば、細かい指示書を用意する必要はありません。
日常会話のように一言で頼めば、作業が前に進みます。

たとえば、アプリの改修を頼むときは次のように伝えます。

JapanRunMapに直近の記録パネルを追加して。地図は縮めないで

本番へ反映してほしいときは、さらに一言足すだけです。

マージまでして

※実際のやり取りをもとにした再現イメージです。

この一言の裏側では、次の流れが自動で進みます。

  • 要望からMuseが仕様をまとめる
  • Antigravityがコードを実装する
  • Museが動作とコードを確認(レビュー)する
  • 新しいブランチに保存して報告する
  • 指示があれば本番へ反映(マージ)し、PCで受け取る

人間が細かい手順を管理する必要はありません。
スマホから一言頼むだけで、アプリの改修が完了します。

⚠️ 本番への反映(マージ)は頼んだときだけ
ブランチへの保存と、本番への反映(マージ)は別物です。
対処法: 本番に適用したいときは「マージして」の一言を伝えます。


まとめ

Museの仮想PCに自分の環境を作る要点のまとめです。

  • 仮想PCには画面が要らない(Museに頼んでCLIだけで動かす)
  • Google認証は、自分のアカウントと利用枠を引き継ぐための紐づけ
  • GitHub認証は、Museが自分の代わりに操作するための許可
  • Museは自分のPCを直接触れない(GitHubを共通の置き場所にする)
  • 環境ができたら、あとはスマホからMuseに話しかけるだけ

これで解決できます。
一度つなげば、PCの前に座らずにスマホから開発を進められます。

前提となるツールの準備がまだの方は、以下の記事を参考にしてください。

まずはMuseに話しかけて、仮想PCの環境づくりから始めてみてください。

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