「最近なんか頭が痛い日が多い気がするけど、気のせい?」
「気圧が体調不良に関係あるって聞くけど、自分で確認する方法がない…」
「毎日の天気とか気圧をちゃんと記録しておきたいけど、続けるのが大変…」
こんな風に悩んでいる方、多いのではないでしょうか。
どうも、blueです!
今回は「体調と気圧の関係が知りたい」というユーザーさんのご希望から生まれた、
お天気記録帳アプリの開発事例をご紹介します。
Open-Meteo API + Google Apps Script + AppSheet の組み合わせで、
スマホからボタンひとつで当日の天気・気温・気圧・降水量を記録できる仕組みを作りました。
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このアプリのポイント
- ボタンひとつで気象データを自動取得:
Apps Script が Open-Meteo API を叩いて、最高/平均/最低気温・最高/平均/最低気圧・降水量を一括取得。手入力はゼロになりました。 - 気圧の変動を時系列で確認できる:
折れ線チャートで気圧の推移を可視化。「この日から頭が痛くなった」という気づきが得られます。 - 過去データも一発で取得・上書きできる:
行アクションで日付を指定して取得するだけ。重複する日付は自動で上書きされるので、データが2重になる心配がありません。
アプリ画面(イメージ)

▲ トップ画面。Deck ビューで週ごとにグループ化。土曜→日曜の順で1週間が一目でわかります。

▲ 折れ線チャートで気温、気圧の推移を表示。降水量も一目でわかります。
改善前後の変化(Before / After)
【Before:こんな課題がありました】
- 気圧を確認する手段がなかった:
天気アプリでは気温や天候は見られても、気圧まで表示されるものは少ない。体調と気圧の関係を調べる方法がなかった。 - 記録が続かなかった:
ノートやExcelに手入力しようとしても、毎日続けるのが面倒で途中でやめてしまう。 - 過去の天気を振り返れなかった:
「先週の体調が悪い日の気圧ってどうだったっけ?」という疑問に答えられなかった。
【After:改善後はこう変わりました!】
- 行アクションのボタンひとつで記録完了:
日付を選んでボタンをタップするだけで、Open-Meteo API から気象データを自動取得して保存。手入力は一切不要。 - 気圧の折れ線チャートで体調との関係が見える:
過去2週間の気圧変動をグラフで確認できるように。低気圧の日と体調の記録を照らし合わせる使い方ができるようになった。 - 過去に遡ってデータを追加・修正できる:
Open-Meteo の過去アーカイブAPI(2016年〜)を使うことで、記録し忘れた日も後から補完できる。
今回の改善を支えた工夫3つ
工夫1:GAS が forecast / archive を自動で切り替える
Apps Script 内で、指定した日付が「今日以降か過去か」を判定します。
今日〜15日先は /forecast エンドポイント、
過去データは /archive エンドポイントに自動切り替え。
ユーザーは日付を指定するだけで、どちらも同じボタン操作で取得できます。
また、AppSheet から渡される日付は 2025-06-26T00:00:00 のような ISO 形式になるため、
先頭10文字だけ切り出して YYYY-MM-DD に正規化する処理も入れています。
工夫2:重複日付は AppSheet の行アクションで上書き
テーブルのキーを「日付」列に設定し、
既存行へのデータ取得は 行アクション(Webhook) で実行します。
GAS 側でもスプレッドシートの日付列を検索し、
見つかれば setValues() で上書き、見つからなければ appendRow() で追加。
AppSheet とGASの二重ガードで、重複行が増える心配がありません。
工夫3:天気マスターで WMO コードをアイコン+日本語に変換
Open-Meteo が返す天気コード(WMO weather_code)は数値です。
そのままでは意味がわからないため、
別テーブル「天気マスター」にコード・日本語名称・アイコン画像URLを登録しました。
AppSheet のドット参照 [天気コード].[天気名称] を使うことで、
記録テーブルに冗長なコピーを持たせずに、アイコンと日本語名を表示できます。
ここまで読んでくれた方へ
「体調と気圧の関係を調べたい」という個人的な動機から始まったアプリですが、
同じ仕組みは農業・介護・現場作業など、気象データを業務に活かしたいあらゆるシーンに転用できます。
「こんなアプリを作れませんか?」という段階からでも、まずはお気軽にご相談ください。
フワッとしたアイデアでも大歓迎です!
まとめ
ボタンひとつで気圧・気温・天候を自動記録し、体調との関係を見える化できます。
GAS で API 切り替え、AppSheet で重複防止と可視化を担うシンプルな構成が、長く使い続けられる仕組みの秘訣です。
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