こんにちは、blueです。
Excelで地図を書けるって本当?。数値や文字を綺麗に見せるコツを教えて
以上のようなExcelについての要望にお答えします。
✓この記事の内容
- Excelマップを使って数値の大小を濃淡で表す方法
- Excelマップを使って文字列で色分けする方法
- Excel3Dマップを使って積み上げ縦棒やバブル、ヒートマップで表す方法
今回は、Excelのマップグラフ機能、3Dマップグラフ機能を使って、ビジュアル化する方法についてご紹介します。これにより、地域ごとの数値の大小や数値の変動を直感的に把握することができます。まずは一番簡単な使い方から見ていきましょう。
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数値の大小を濃淡で表すマップグラフの作成方法
Excelのマップグラフを使うと、数値の大小を視覚的に分かりやすく表現することができます。以下の手順で作成してみましょう。
1. Excelを開き、データを準備します
今回は以下統計局の「人口推計 / 各年10月1日現在人口」を一部加工して使いました。
ファイルが欲しい方は以下をどうぞ
2. [挿入]-[マップ]-[地図の絵]を選択します
3. 横(項目)軸ラベルに都道府県列を選択します
4. 凡例項目(系列)値にデータ列を選択します。色のプロパティの選択は「数値で色を指定」にチェックボックスを入れます
これで数値の大小が濃淡で表された地図の出来上がりです。
もし、以下の様に「マップグラフは、都道府県や国/地域などの地理データを別の列に表示する場合に適しています。データを確認して、もう一度お試しください」と出た場合は次のことを確認してください。
- 都道府県列に都道府県以外の名前が入っていないか
- 名称が異なっていないか
- ネットワーク環境に問題ないか(Excelマップグラフはオンライン環境でしか使えません)
上記で問題ない場合はサービス側でうまく読み取れていない可能性があります(作成、変更ごとにBingサービスにアクセスしているようです)。その際は一旦別の列を選択した後に再度選択してください。これで戻ることがほとんどです。
また色を変えたい場合は以下の様にデータを右クリックして[データ要素の書式設定]-[系列の色]で変更ができます。3色にすることも可能です。
文字列で色分けをするマップグラフの作成方法
Excelのマップグラフでは、地方や都道府県などの文字列で色分けすることも可能です。以下の手順で色分けを行いましょう(1,2,3までは先ほどと同じです)。
1. Excelを開き、データを準備します
2. [挿入]-[マップ]-[地図]を選択します
3. 横(項目)軸ラベルに都道府県列を選択します。
4. 凡例項目(系列)値にデータ列を選択します。色のプロパティの選択は「第2カテゴリ名で色を指定」にチェックボックスを入れます
これで項目で色分けされた地図の出来上がりです。以下では都道府県に対し、系列を地方として色分けをしています。
ちなみに横(項目)軸ラベル、系列値ともに都道府県を置けば都道府県で色分けができます。
積み上げ縦棒やバブルを使った3Dマップの作成方法
Excelの3Dマップグラフを使えば、数値を積み上げ縦棒やバブルで表示することも可能です。以下の手順で色分けを行いましょう
1. Excelを開き、データを準備します
2. 都道府県列やデータ列を含むテーブルや範囲を選択し、[挿入]-[3Dマップ]-[3D Mapsを開く]をクリックします
(3Dマップはテーブルや範囲を基準に処理する為、複数範囲の指定はできません。注意ください)
3. 3Dマップが立ち上がります。[場所]を都道府県のあるフィールド(列)(ここでは「地域」)とし、[項目]を「都道府県」とします。[高さ]にデータフィールド(列)(ここでは「2022年(合計)」を追加します。[場所]については3Dマップ立ち上げ時に自動で選択してくれる場合もあります。
あとは「<>」などで角度、「+-」で倍率、ドラッグで移動させることで集合縦棒グラフとして表示させることができます。
また、レイヤーの赤枠の部分を変更することで・・・
バブルで表したり、
ヒートマップで表すことも可能です。
また、テーマを変更することで背景の変更も可能です。
これで、数値の濃淡や区分ごとに色分けされたマップグラフが完成しました。3DMapグラフを使えば数値をさらに視覚的に表現することができます。
今回のまとめ
Excelのマップグラフ機能を使えば、国ごとの数値や文字列を直感的に表現することができます。
この記事では、
- Excelマップを使って数値の大小を濃淡で表す方法
- Excelマップを使って文字列で色分けする方法
- Excel3Dマップを使って積み上げ縦棒やバブル、ヒートマップで表す方法
について説明しました。
Excelのマップグラフ機能は国別や都道府県別のデータを視覚的に示す良い方法です。ぜひ使ってみてください。
「Excelを基礎から勉強したい」という方には以下がお勧めです。関数だけでなくグラフや条件付き書式などデータを可視化する基本操作も多く載っています。この本を読めばExcelの機能を体系的に学ぶことができます。
「Excelを一通り使えるレベルになりたい」という方には以下がお勧めです。実用レベルの上がった関数や高度なグラフ、ピボットテーブルなどの操作も載っています。この本を読めば周りの人にExcelを教えるレベルになることができます。
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