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【Power Query初心者入門】データ整形の方法についてわかりやすく説明します1

クエリとピボット

こんにちはblueです。

この記事は『Power Queryを初めて触る方』『名前は知っているけど勉強できていない方』向けににわかりやすく説明します。

前回は列の結合、列の分割方法について説明しました。
前回の記事はこちら

今回はデータ整形の方法について2回に分けて説明します。非常に便利な機能がそろっていますのでぜひ勉強していってください。

~とある会話~

上司からデータの修正をお願いされたよ。1個1個手作業でやらないといけないのが大変だよ。

Power Query はデータ整形も得意とするところです。今回は筆者がよく使うデータ整形機能について説明します。少し分量が多いので2回に分けて説明しますね。

よろしくお願いします!

Power Queryに関してどの書籍を買ったらいいの?と思われている方には以下がお勧めです。簡単なボタン操作から、関数を使った処理まで、サンプルデータを一式操作してみるだけでPower Queryが使えるようになります。購入して間違いのないお勧めの一冊です。

とりあえず標準機能だけでも使いこなせるようになりたいと思われている方には以下がお勧めです。関数などの難しい記載はほとんどなくボタン操作のみでPower Queryを扱えるようになります

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今回のゴール

  • セル内の複数データを分割できるようになる
  • セル結合された空白を埋めれるようになる
  • 前後の余分なスペースを取り除けるようになる

以降で詳しく説明します。

今回のサンプル

今回のサンプルは以下の2つです。前者は空のExcelファイル、後者は各内容のシートの入ったExcelファイルになります。

この中の各項目についてデータ整形をできるようにします。
具体的には以下のようになります。

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セル内の複数データを分割する

セル内にある複数データを各列に分割します

以下ではセル内改行で分割されたデータを各列に分割します

1 Power Query4.xlsxを開きます
2 [データ]-[データの取得]-[ファイルから]-[Excelブックから]より[sample4.xlsx]を選択します
3 [セル内改行分割テーブル]を選択し、[データ変換]をクリックします
4 「住所」列を選択し、[ホーム]-[列の分割]-[区切り記号による分割]をクリックします

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5 区切り記号による列の分割で以下を選択します

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なお今回の改行=#(lf)については最初から入力されています。Power Queryは想定される区切り記号を推測してくれますが、間違っている場合は一番下の[特殊文字を挿入]内の項目を選択すればよいです。

以下の様に分割されていればOKです。

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セル結合された空白を埋める

セル結合部分がnullになるものについて結合時の文字で補完します
以下ではセル結合されたデータに対して結合時の文字で補完します

1 Power Query4.xlsxを開きます
2 [データ]-[データの取得]-[ファイルから]-[Excelブックから]より[sample4.xlsx]を選択します
3 [セル結合]シートを選択し、[データ変換]をクリックします
4 「Column1」を選択し、[変換]-[フィル]-[]をクリックします

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以下の様にnullが元のセル結合の文字列に変換されていればOKです。

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前後の余分なスペースを取り除く

先頭や末尾にある不要なスペースを取り除きます
以下ではセル内の前後にあるスペースを取り除きます

1 Power Query4.xlsxを開きます
2 [データ]-[データの取得]-[ファイルから]-[Excelブックから]より[sample4.xlsx]を選択します
3 [前後のスペーステーブル]を選択し、[データ変換]をクリックします
4 「氏名」列を選択し、[変換]-[書式]-[トリミング]をクリックします

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以下の様にスペースが削除されていればOKです。

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講義後の会話

これまで悩んでいたセル結合やセル内改行についてもPower Queryでうまく扱えるんだね。

そうです。ピボットテーブルなどの場合もともとのデータが正しく記載されていないとうまく集計できないのですが、Power Queryで整形をしてからと行うといった合わせ技が使えます。

色々なところに活用できるのもPower Queryのいい所だね!

今回のまとめ

今回はデータ整形について説明しました。

これまで手作業でやっていた内容も、これができるようになるだけで大幅に時間短縮できます。ぜひ活用して業務を効率化してください。

次回は「データ整形2」について説明します。

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