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試験合格者が語るExcelVBA Expert Standard試験の傾向と対策

VBAエキスパート

こんにちは!blueです。

Excel VBAエキスパートスタンダード試験はVBAを勉強されている方ならぜひとってみたい資格じゃないでしょうか?

ただ内容はベーシックよりかなり難しく、長く勉強されている方、勉強したけど挫折した方もおられるのではないかと思います。

そこで Excel VBAエキスパートスタンダード試験に合格した私が各単元ごとの試験の傾向と対策について記事を書こうと思います。

なおこの記事は実試験(1回分)、Twitter等からの他受験者の情報、公式テキスト模擬問題集、Webでの問題集の情報から推察しています。実試験は1回ですが試験結果は950点/1000点であったことと間違った問題の全把握もできています。他の教材もフル活用した著者なのである程度の信頼性は持っていただけると思います。

この記事を参考にしていただいて少しでも効率よく勉強していただければ幸いです。

(なお公式テキストの内容をベースにして記載していますので勉強されたことがない方にとってはわかりにくい記事となっています。あくまで公式テキストを手にとってみられた方に向けて作っていますのでご容赦ください)

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各章の出題と傾向

以降各章についての傾向と対策を記載していきます。

なお各章が丸暗記ベースなのかコード理解ベースなのかがわかりやすいように★印で記載しました(3段階)。あくまで指標ですが参考にしてもらえれば幸いです。

1章 プロシージャ

コードの理解力:★★★

丸暗記対策での得点力:★

ここはFunctionプロシージャでの参照渡し、値渡しの違いの理解を基にしたコードの理解が必要と思われます。

参照渡し、値渡しの違いによって実引数(メインプロシージャでの引数)と仮引数(Functionプロシージャ等サブの引数)の値がどう変わるかをコードを読みとって解く必要があるので丸暗記よりはコードの理解が必要な章と思います。

丸暗記としてはコードの理解に伴ってCallステートメントやByVal, ByRefの単語を覚えておけばよいと思います。

ここは概念としてなかなか理解しにくい章です。私はFunctionプロシージャやサブプロシージャに関するサイト、動画を見て理解しました。

2章 変数の活用

コードの理解力:★

丸暗記対策での得点力:★★

ここは深入りするとかなり難しい章なのであまり複雑なコードは出てこないと思われます。テキストレベルの勉強で十分かと思います。

なおSplit関数に関するコード(引数の記載の仕方、変数はVariant型など)、オブジェクト変数をセットする場合のSetなどは頻出ぽいので覚えておいたらそれだけで得点できると思います。

3章 ステートメント

コードの理解力:★★★

丸暗記対策での得点力:★

ここはスタンダードで最もコードを理解しておく必要がある章です。

Select CaseやIfなどの条件分岐やDo Loopなどはほかの章の問題にまたいででも頻出します。

テキストの丸暗記では太刀打ちできないので他の書籍などを活用して自分でコードをかけるレベルになる必要があると思います。

試験中も最も時間を要する部分となるので使いこなせるレベルになっておくことが大事です。

私は実務でも使う機会があり意識して使うようにして覚えました。

4章 ファイルの操作

コードの理解力:★

丸暗記対策での得点力:★★★

どっちかといえばコードの理解力よりは丸暗記のほうでしょうか。実務ではよく使うのでコードの理解力が必要とは思うのですが。

コードの理解としてはファイルを開いたり保存したりする際のファイルパスの指定方法が重要になります。パスに年月を入れたり、セル上の値を利用する方法は理解しておいたほうが良いです。

FileCopyやMkDirは問題文を見ればすぐに答えられるので型を覚えておけばよいと思います。

5章 ワークシート関数の利用

コードの理解力:★

丸暗記対策での得点力:★★★

ここもコードの理解力というよりはほぼ丸暗記な気がします。適した関数の入力がメインです。

VLookupやIndexなど引数の型が決まっているものばかりなので問題文を見ればすぐに答えられると思います。

丸暗記は面倒ですが覚えれば簡単に得点できる章と思います。

私はワークシート関数については最近あまり使っていませんでした。なのでいい勉強と思い再度勉強しなおしました。

6章 検索とオートフィルター

コードの理解力:★★★

丸暗記対策での得点力:★★

ここは取り扱いが難しい章です。検索のFindメソッドは5章のCountIfやVlookUpと関連しますし、オートフィルターは8章のテーブル操作でも再出します。

コードはある程度型がありますが十分理解しておいたほうがいいと思います。またFindメソッドやAutoFilterメソッドの引数指定もあるので丸暗記もある程度必要になります。

あとなぜかSubTotalは頻出するので覚えておいて損はないです(〇〇〇(3,Range(“A:A”))なのですぐ解ける)。

7章 データの並べ替え

コードの理解力:★★

丸暗記対策での得点力:★★★

ここはコードの理解も必要なのですが丸暗記ベースでの理解が必要と思われます。SortオブジェクトやSortFieldオブジェクトでのコード記載の方法は型が決まっているのでコード内の穴埋めに対応できる暗記力があればよいと思います。

なおここは引数や値の数が半端ないのですが地道に覚えるしかないと思います。あとなぜかフリガナに関する問題が多い気がするのでそこの理解はしておいたほうがよいです(SortMethodプロパティのxlPinYinやPhoneticオブジェクト 実務でよく使うイメージがないですが)。

私はボイスメモに取って何度も聞く方法と最後はスペルチェックと評してエクセルシートに書き込む方法で理解しました(このエクセルシートは次回公開します)

8章 テーブルの操作

コードの理解力:★★

丸暗記対策での得点力:★★★

ここはまずはオブジェクトの構造理解が必要です。テーブルの各要素の取得方法をListObjectを使った方法と構造化参照を使った方法で理解しておくことが重要です。また取得した要素を広げる手法(EntireRow, EntireColumn)も重要です。どちらもオブジェクトの丸暗記、メソッドの丸暗記が必要になります。

コード自体は取得とオートフィルターを含むコードの2択です。型を覚えておけば即答できると思います。

9章 エラー対策

コードの理解力:★

丸暗記対策での得点力:★★

ここはあまり印象がありません(汗)。コードは大したものがあるわけではないのでテキストの理解で十分と思います。

丸暗記としてはOn ErrorステートメントとErrオブジェクトの理解で十分と思います。

10章 デバッグ

コードの理解力:★

丸暗記対策での得点力:★★★

ここもコードというよりは丸暗記に近い章と思います。F〇キーの使用方法、イミディエイトウィンドウの使用方法が理解できていれば十分と思います。

なおIs〇〇〇関数は試験にも頻出するようです。テキストの理解では少し心もとないのでネットなどで検索して理解を深めておくとよいと思います。

ここでのまとめ

コードの理解力と丸暗記対策での得点力についてわけましたがコードの理解力としては3章がダントツで以降5章、7章、8章で必要になると思います。

ただ3章以外のコードの型はほぼ決まっているのでテキストの型を覚えれば十分と思います。

丸暗記は大変ですが覚えれば試験時は即答できるので大きな得点源となります。アイテムは今後用意しますので今しばらくお待ちください。

なお各章の理解の一端として私が試験前に勉強した内容を各章ごとに別記事で上げています。初めて習う方と同じ視点で分かりやすく理解できるように作っていますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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