こんにちは、blueです。
前回まではピボットテーブルを使わない、使えない理由について話しました。
前回までの記事はこちら
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これらのことからピボットテーブルを使わない人は使う環境にない、使わないで処理してしまっていたということがわかっていただけたかと思います。
ただこの記事を読んでくださっているからには何かしらの理由でピボットテーブルを使いたいのだと思います。
その為今回はピボットテーブルの概念と仕組みについて説明します。
なお実際のExcel画面を使うと抵抗感の強い方には読みづらいと思いますので、この記事ではできる限り図を使ってわかりやすく説明します。
「ピボットテーブルは難しい」という漠然としたイメージを持たれている方には以下がお勧めです。ピボットテーブルで行っている処理を1ステップずつ説明してくださっているので、この一冊を読むだけで必ずピボットテーブルが使えるようになります。
ピボットテーブルを作成する為のテーブルから勉強したいという方は以下がお勧めです。テーブル作成の基本から教えてくれています。またピボットテーブルでのさまざまな集計方法などを紹介してくれているので応用にも役に立ちます。
ピボットテーブルの構成要素
ピボットテーブルは以下の4つのエリアから構成されています。
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行ラベルエリア、列ラベルエリアはピボットテーブルの行と列となるデータを入れるところになります。
一方、値エリアは集計するデータを入れるところになります。
レポートフィルターエリアは上記に含まれないデータを入れて絞り込みに使います。
どのデータを入れるべきかというところはありますが今のところは4つのエリアがあるという理解さえしていただければOKです。
ピボットテーブルの仕組み
前回ピボットテーブルを作る元となる「リスト形式の表」について説明しました。
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リスト形式の表とは「フィールド名が書かれた箱の集まり」のことでっした。
ピボットテーブル操作とは以下のように箱の集まりをピボットテーブルのエリアにぶっこんでいく(表現悪い)操作になります。
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この操作を行うとあるきまったルールに従って箱が処理され、集計結果が出るようになります。
箱の集まりを入れるというのがポイントですので押さえておいてください。
では次に箱を入れた際の挙動について説明します。
箱を入れた際の挙動
4つのエリアに箱を入れることはわかりました。
しかし、箱に入れた際の中のデータの挙動は各エリアで異なります。
そのため以下で説明します。
なおピボットテーブルのもととなる表は前回までと同様以下のものを使います。
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行ラベルエリア、列ラベルエリアに入れた際の挙動
ここでは入れられた箱の中のデータについて、同じものが複数あった場合はまとめられます。
言い方を変えると「重複のないリスト」になります。
図であらわすと以下のようになります。
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名前のフィールドを入れた場合は同姓同名でない限りデータが一つずつ入りますが、都道府県や性別は重複が削除されます。
数値や日付を入れた際は特殊なまとめ方をされますがこれは次回に説明します。
値エリアに入れた際の挙動
値エリアに入れた際の挙動は、行、列ラベルエリアの挙動と大きく異なります。
文字列型の箱は「データの個数」に変換されます。
数値型は「合計」に変換されます。
これはデフォルトの処理ですがここを理解しておくことが重要です。
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上の図では名前の箱内のデータは個人名ではなく、1件というカウントになります。
また試験点数は92,100というように加算される各々の数値となります。
なおこれらは集計方法のひとつであり、後で変更が可能です。
具体的には以下のような変更が可能になります。
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レポートフィルターエリアに入れた際の挙動
ここでの挙動は基本的には行ラベルエリア、列ラベルエリアに入れた際の挙動と同じで「重複のないリスト」になります。
このエリアは指定したフィールド(データ)をもとにピボットテーブルのデータを絞り込む機能です。
この機能についてはまた次回以降で紹介します。
実際の作成イメージ
これらの情報をもとに実際にピボットテーブルに配置したのが以下のイメージです。
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行ラベルには「都道府県」のフィールドを入れることで都道府県のラベルが作成されます。
列ラベルには「性別」のフィールドを入れることで「男」「女」のラベルが作成されます。
値には「試験点数」のフィールドを入れますが、集計方法を平均としているので表示されるのはそれぞれのデータの平均になります。
なお試験点数の各データは行ラベル、列ラベルに合致するところに入ります。
これをクロス集計といいます。
ただこのあたりの説明は書籍や他のブログでも詳しく書かれているのでここでは割愛します。
このように箱の中のデータが決まったルールに従って配置されるのがピボットテーブルになります。
なお最終的にExcelで表示されるテーブルは以下のようになります。
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Excelで作業する際のイメージが少しはわかっていただけたかと思います。
今回のまとめ
ピボットテーブルには行ラベル、列ラベル、値、レポートフィルターの4つのエリアが存在します。
また各エリアにデータを格納する際は決まった挙動をします。
これらを理解しておくことで実際のピボットテーブルを操作する際の迷いがなくなると思います。
次回は各エリアの詳細や追加機能について説明します。
「ピボットテーブルは難しい」という漠然としたイメージを持たれている方には以下がお勧めです。ピボットテーブルで行っている処理を1ステップずつ説明してくださっているので、この一冊を読むだけで必ずピボットテーブルが使えるようになります。
ピボットテーブルを作成する為のテーブルから勉強したいという方は以下がお勧めです。テーブル作成の基本から教えてくれています。またピボットテーブルでのさまざまな集計方法などを紹介してくれているので応用にも役に立ちます。
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