「LINE AI」
チャットだけでなく、画像生成もファイル解析もワンタップでこなす万能アシスタントが、2025 年春に遂に無料で登場しました。
このAIはLINE独自のAIに加え、ChatGPTのAPIを使っていることから画像生成なども可能になっています。
しかも2025年4月時点ではDALL-E3相当であった画像生成が、2025年8月時点でImage Generationのレベルに変わってより使いやすくなっています。
本記事では導入手順から回数制限の仕組みまで、今日から試せる実践ポイントをまとめました。
1 LINE AIとは
LINE AI は 2025 年 4 月に LINE アプリへ正式実装された生成 AIです。
ホーム画面からワンタップで起動でき、テキスト生成・画像生成・画像解析 をすべて 無料 で体験できます。
従来の「LINE AIアシスタント」(2024 年2月開始・月額制公式アカウント)や「AIセルフィー/AIトゥーン」など単機能の生成 AI サービスを統合・進化させた位置づけです。
以下が2025年4月のプレスリリースです。

2 LINE AIの導入方法
LINE AIの導入方法は簡単ですが、初回のみ規約の同意と設定を行う必要があります。
- LINE を最新版へアップデート後、ホームタブ → [サービス] > [LINE AI] をタップ
- 初回のみ利用規約に同意すると、すぐに AI とのチャット画面が開きます
公式ガイドでも同じ手順が案内されています。

これでLINE AIの設定は完了です。
3 LINE AIの使い方
LINE AIを使う方法は2種類あります。
- ホーム/サービスから再アクセス
- トークリストに “LINE AI” が残るので、次回以降はトークルームを開くだけで OKです。
- チャット形式
「LINE AIトークサジェスト」を導入することで、チャット上でLINE AIを使用することができます。
LINE AIトークサジェスト導入方法
[ホーム]タブ右上の[歯車]をタップ>一般カテゴリー下の[LINEラボ]をタップ>[LINE AIトークサジェスト]をONにすることで使用できます。
公式ガイドにも同様の手順が案内されています。

LINE AIトークサジェスト使用方法
1. チャット窓に現れる「〇AI(AIを〇で囲った表示)」をクリックする。

2.「右下の星のステッキマーク」をクリックする。

このようにすることでLINEでチャットをしながらLINE AIを使用することができます。
ちなみにChatGPTで話題になった「ジブリ風の画像」も作成することができます。

作成した画像を「直前のトークルーム」や「ほかの送信先」にシェアすることもできます。

チャット窓に添付することで画像を解析したり、指示することで画像を加工したりすることも可能です。
4 LINE AIで使える主な機能
以下にLINE AIで使える主な機能をまとめました。(ファイル要約以外は)ChatGPT同様の機能を利用することができます。
分類 | 機能概要 |
---|---|
AIテキスト | 質疑応答、AI検索で最新情報を要約して回答 |
画像解析 | 写真から商品や場所を認識し解説 |
AIキャンバス | テキストプロンプトから画像生成(DALL·E 3 →Image Generation利用) |
画像編集 | 送った画像の背景削除・ぼかしなどをプロンプトだけで実行 |
ファイル翻訳・要約* | PDF や Word を送って内容を要約・翻訳 |
*ファイル要約は現在「LINE AIアシスタント」(月額200円)で提供。無料版 LINE AI では順次対応予定と発表されています(2025年7月時点利用不可)。
5 料金形態と回数制限
LINEのAIにはLINE AI以外にも色々な機能があります。
サービス | 料金 | 主要制限 |
---|---|---|
LINE AI(アプリ内機能) | 無料 | AIテキスト/AIキャンバスとも 1 日あたり回数制限あり(具体数は非公開) |
LINE AIトークサジェスト | 無料 | 返信・スタンプ・口調変換の合算で 1 日 300 回 / 月 2,000 回 |
LINE AIアシスタント | 月額200円(初回10回無料) | 回数無制限・ファイル要約等を含む全機能を開放 Lycorp |
6 まとめ
- LINE AI は 2025 年 4 月登場の無料生成 AIです。
- 導入はホームタブから 3 タップ、以降はチャット感覚で利用可能です。
- テキスト回答・画像生成・画像解析・簡易編集がワンストップでできるようになります。
- 無料版は 1 日上限ありとのことですがチャットで楽しむ程度には使用することが可能です。
日常のチャットから画像生成、画像解析まで、“いつもの LINE” で完結するのが最大の強みです。
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