毎年この時期になると子供の読書感想文に対して憂鬱になりますよね。
- どうやって子供の読書感想文にかかわればいいんだろう?
- そもそも読書感想文ってどうやって書けばいいんだろう
このように思われる親も多いのではないかと思います。
私自身も子供のころから読書感想文は大の苦手でした。
ただこのような私でも親子ともに満足する読書感想文を書くことができました。
今回は読書感想文画を描くのが苦手な親子、そもそも国語自体が苦手な親子向けに我が家が実践した読書感想文対策について説明します。
結論
今回の結論は以下です。
- 「すらすらプリント」をベースに書く
- 親はあらかじめ本を読まない
- インタビュー形式で質問する
- WhenやWhatではなくWhyで聞く
次から詳しく説明していきます。
私:40代男性
数学や理科は得意だか国語は苦手。文章を書くのが苦手でもっぱら箇条書きを使用しがち。
子供の時の感想文はあらすじメイン*少しの感想しか書かなかった
子供:小学校中学年
親と同じで数学や理科は得意。虫が好きで家で本を読むよりは外で遊ぶのが好きな性格。
勉強に対しては抵抗はないが日々の日記や作文で書き方がわからず苦戦することがある
「すらすらプリント」をベースに書く
今回「すらすらプリント」というのを見つけました。
【読書感想文】すらすら書ける書き方シート
すらぷり https://surapuri.jp/book_report.php
このプリントはあらかじめ読書感想文の大枠が書いてあり、穴埋め方式で本の内容や気持ちを入れていくというものでした。
ネットでは「このやり方だと型にはまった書き方しかできないのでは?」「こんなものが昔にあったらよかった」と賛否両論でした。
ただ私がこれを見た時「この方法だったら国語嫌いな(子供)(私)にもできる!!!!」という感情が芽生えました。
半分これだったらすぐに終わらせることができるだろうという気持ちもありました。
その為この方法を採用することにしました。
ただこれで子供に書かせるだけだと子供も私も勉強にはならないと思い以降の方法も模索しました。
ちなみに昨年は「気になるところに付箋を貼っていく」 方式を採用しました。
結果は・・・付箋が多くなりすぎてまとまりがつかなくなりました。
一つずつ確認しているうちに時間がどんどんたっていってしまい、子供も親も疲弊してしまいました。
親は事前に本を読まない
これは昨年の失敗談からの対策です。
昨年は子供と話をする前に自分も本読みました。
ただ結果として自分なりの感想を持った状態で子供と話すこととなり「そこの気持ちはそうじゃないと思うけど」「こういう考えだったんじゃないかなぁ」と親の考えを押し付ける形になってしまいました。
その為今年は事前に本を読まないようにしました。
すると、子供に対して自然な質問ができるようになり、会話が弾むようになりました。
大人が思う通りのものを書くことが目的ではなく、子供が自分で読書感想文を書き上げたという達成感を知ってもらうのが目的なので事前に情報を入手しなかったことはよかったです。
インタビュー形式で質問する
これもTwitterからいただいた情報でした。
この情報はマイクを用意して色々聞くというものでした。
この方法なら詰問にはならず子供はストレスを感じず答えられます
その為子供には本を持たせた状態で私が質問する形式をとりました。
なお文章の構成は示してくださっていましたが、私と子ではこの程度の文章を書くのも無理と感じました。その為すらすらプリントに頼れるのはありがたかったです。
WhenやWhatではなくWhyで聞く
インタビューの内容も重要です。
子供がこんな感想を言ったとします。
「主人公が佐藤君にプレゼントを渡したところが気になった」
プレゼントに対して親としては以下の様な聞き方があると思います。
「何のプレゼントを渡したの?」
「なぜプレゼントを渡したの?」
前者の場合子供から帰ってくるのは本の情報です。これでは内容調査と変わりません。
一方後者の場合は子供の考えが返ってきます。なぜなぜ分析のようですがこれを繰り返すことで、子供の深い気持ちを知ることができます。
実践した結果
すらすらプリントは
- きっかけ
- あらすじ
- 気になったところ(2か所)、読んだ後の気持ちの変化
- まとめ
で構成されていました。それぞれの結果について説明します。
きっかけ、あらすじ
最初の入りはとてもスムーズでした。なぜなら「私は本を読むのが好き・嫌いで~本を読むのを楽しみにして帰りました」という平易な文章だったからです。
私にとっても子供にとってもわかりやすい文章で「これくらいなら書ける」と思わせてくれました。
2つ目のあらすじについては事前に本を読んでいなかったことがプラスでした。
子供の話を純粋に聞けて「わが子も本のあらすじをわかりやすく説明できるようになったんだ」と感心することができました。
気になったところ(2か所)、読んだ後の気持ちの変化
ここでは気になったところを2点にしぼっているところがよかったです。
書き方も最初に気になったところは~、次に気になったところは~という定型文になっており、非常に書きやすかったです。
子供には一度気になったところを用意してもらって、それに対して説明してもらうようにしました。
結果的に親は一通りの子供の考えを知ることで子供の考えに共感しやすくなりました。
また子供も前後の流れなどを把握したうえで書いてくれるので脈絡のない思い付きはなくなりました。
本のまとめ
ここでは私はすらすらプリントの作文例を基に最終段落のまとめ方について話をしてみました。
「この作文例ではこの2つの話を基にこういうまとめ方をしたよ。これはこの2つにこういう共通点があったと作者は読んだからだよ」と話してあげることで共通点を自分なりに探すようになってくれました。
その後少しだけ手伝った後でまた紙を渡して考えてみてもらいました。
結果的には気になったところと同じ形で自分なりの考えが順序良くまとまっていてよいまとめになりました。
私の助けもなくまとめを書き上げることができました。
その後
すらすらプリントを書き終わった後は、紙に記載した内容について私がパソコンで原稿用紙(Wordで簡単に作成できます)に入力したうえで子供にチェックしてもらいました。
この方法だと字数がすぐに把握できるのと修正が簡単なので楽です。
文字数を気にしながら清書、修正していくのは読書感想文に付随したつらい部分なのでここは取り去ってあげることにしました。
その後、子供と読みながらおかしな部分を修正して無事完成させることができました。
まとめ
今年は「すらすらプリント」と3つの手法を使うことで今年の読書感想文を乗り切ることができました。
なおこれでは章を取れるレベルではないことは理解しています。ただ子供が読書感想文を書くことに抵抗をなくしてくれたことは大きかったです。子供も「書くのが楽しかった、また書きたい」と言ってくれました。
私自身も読書感想文に対する抵抗感は減りましたし、何事もやることで「型」というものを知ることができました。
来年、再来年とやる中でよりよい「型」や「方法」を見つけることができれば自分なりの読書感想文や作文も書けるのではないかと思います。
別の方法
今回のきっかけは以下のTwitterでいただいたアドバイスでした。
Twitterのリンクは見れませんが今はこちらで見ることができます。こういった形で誘導していくようなものもあるようです。
こちらも是非見てみてください。
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